コンクールの幕開け
- Sumiyo Kakisaka
- 2022年6月12日
- 読了時間: 3分
今日は私が思うことを、素直に書かせていただきます。
あまりいい話ではないかも知れませんので、読まれる時は、お気をつけください(^^;;
昨日から、福岡でもPTNAピアノコンペティションの予選が始まりました。
4期を学ぶコンクール、というネーミングの通り、バロック、クラシック、ロマン、近現代から四曲選択して、予選では近現代、と他の時代から1曲を弾くことになります。
私の中では、コンクールは結果より過程、と常々お話していますが、伸びたなーと感じる子もたくさんいて、今年も会場で弾ききったことだけで、満点💯です。
きっと、挑戦されるみなさんの、
初めてのコンクールの時は、保護者の方も
そんな気持ちだったのではないかな?と思っています。
が、ここのところ、コンクールに出続けていくと、だんだんと保護者の方の気合が、変わってくるなぁ、と感じています。
その気合に、正直、私はメンタルの不調を感じることもあります。
前から話してますが、
私はコンクール推進派ではありません。
何故なら、子どもの頃のコンクールの結果に、一喜一憂することは、あまり意味のないことに思っているからです。
特に、高学年からは、
自発的なものがあるかないか、でも、
聴き手には、大きく印象が変わります。
すでに将来は音楽の道へ、と決めている子の割合が増えてくるからです。
なので私は、自発的に音楽が出てくることが大切だと思っています。
そうなる様に、と色んなことを教え、また
見せてきているつもりです。
話は変わりますが、
今の時代、私が子どもの頃と、時代が大きく変わっています。
自発的な考えや、思いを学ぶ学校教育ではなくなっている気もしています。ハングリー精神が育たないんです。
それが、歯痒いです。
どうやって、そこを育てていくか、
もちろん私の課題でもありますが。。。
でも、私はコンクールに通すレッスンはしたくありません。
長く楽しみながら、ピアノを弾ける様に、という思いでレッスンしています。
テクニックだけではダメだし、
音楽性だけでもダメ、
自分に足りないと思うところがあるのであれば、そこをどうしていけばいいか、
考えるということをする、色んなことを実践してみる、練習内容を見直すetc.
その努力をしてる子が、
コンクールの舞台では強いのではないかと思います。
今週出た子たちは、みんな、過程ではとても伸びたと思っています。
おうちの練習でも、それは感じられてると思います。
なので、保護者の方が、どうか結果で一喜一憂されない様に、と思います。
長い人生、いいことも悪いことも、平等にあるといいます。
今回の結果が、よくても、そうじゃなくても、人生の経験としては、誰でも経験出来ない、特別なものを経験されたと思います!
おっしゃる通りですね。あの緊張するステージで弾ききる
だけでも素晴らしいと思います。